退院前の説明(腹膜播種について)
胆管炎は、抗生剤の点滴で徐々に熱も下がり、やっと食事
の再開となりました。
そして食事も進み歩行も順調で、退院へのめどがたって来
た頃に、先生の方からお話がありました。
夫の場合小腸のがんは切除したが、既に腹膜播種になって
おり、がんがお腹の中にばら撒かれた状態で、何箇所かが
んになりそうな物があったそうです。目に見えないがんま
で取り除く事は手術では不可能な事でした。しかしそのま
ま放置すると腸閉塞や水腎症になるとの事、食事ができな
くなったり、おしっこが出なくなったりして命が危なくな
ると言われました。治療法は抗癌剤しかなく、しなければ
半年後の来年早々にはそういう状態になりますよと言われ
ました。
夫が前回の手術後の抗癌剤を、途中でやめてしまった事を
知っていたI先生は、余命宣告までして半ば脅迫めいた口ぶ
りで、抗癌剤の事を言ってきました。