momo2994のブログ

5年7ヶ月にわたる小腸がんの闘病生活、最後は大好きな自宅で家族に見守られながら旅立った夫の闘病記です。

パウチの上にまた小さな穴が…

11月28日

夜中あまり眠れず、前の晩の12時から

朝の3時まで起きていました。

その後やっと眠り6じ過ぎまで寝ていました。

 

朝からカニ玉が食べたいと言うので

作ったのですが、少しとろみが足りないと

夫は文句を言い、あまり食べませんでした。

 

元々朝刊を配達していたせいか

朝が強く頭もはっきりしていることが多くて

朝ごはんは結構食べていました。

その後でも夫の方からマッサージをして欲しい

とか、体操を手伝ってくれとか言ってました。

 

朝はいつも500mlの点滴もあります。

胃ろうの吸引も食後暫くしてから、しないと

また嘔吐してしまいます。

 

朝は夫も私も忙しく、夫もあまりウトウト

している事はありませんでした。

 

点滴を繋いでやっと落ち着き

今度はパウチの廃液を確認しようとすると

パウチの上に小さな穴があき

また廃液が漏れて来ていました。

 

私はまた大きな穴になるのかと怖くなり

すぐに看護師さんを呼びました。

看護師さんはすぐに来てくれ、傷を見て

看護ステーションへ連絡をとっていました。

 

とりあえず穴を塞ぐ様にガーゼを重ねて

テープで固定してくれ、夕方もう一度来るので

暫く様子を見て下さいと言われました。

 

看護師さんが帰った後、カステラを食べ

昼からはやはりウトウトしていました。

 

夕方違う看護師さんが来たときも

夫はウトウトしていましたが、

傷口は痛みも無く、周りを押しても

液は少ししか出ないので、ガーゼだけ替えて

S先生に報告しますと看護師さんは言いました。

もしもの為に当てパットを2枚置いて行って

くれました。

 

もう食べる事も余り興味がない無くなったのか

胃が受付けないのか分かりませんが

何日か前の様に、あれが食べたい

これが食べたいとは言わなくなり

夫の言った通り、生きる希望を持てなくなって

来たのかなあと思いました。

 

朝以外はウトウト寝ていて

何か話しかけて来てもよく分からなくなり

私も夫はこんな状態で、ももちゃんの入学式まで

生きて行けるのかと不安になるなっていました。