momo2994のブログ

5年7ヶ月にわたる小腸がんの闘病生活、最後は大好きな自宅で家族に見守られながら旅立った夫の闘病記です。

腫瘍熱?

アンペックの使う量は増えましたが、痛みは何とか抑える事が出来、お茶しか飲めない状態が続いていましたが、散歩と体操は欠かす事はありませんでした。

 

体操はネットで本まで買って、自分で出来そうな事を椅子に座って手足の運動をしていました。

 

余命を言われても、自分は最後まで頑張ると言って、一切妥協せずに一生懸命にしていた夫には、本当に頭が下がる思いでいっぱいでした。  

 

体操は私も、足を曲げたりするのを手伝ったりしていたのですが、少し動かし過ぎたのか10月13日、朝から40℃近くの熱が出ました。

 

熱が出るだけで高熱の割に元気で、前に貰って冷蔵庫に入れてあったボルタレンを使うと、大量に汗をかいて熱は37、8℃まで下がりました。

 

この日は看護師さんが針刺しに来たので、高熱の事を言いました。看護師さんが来てくれた時間には熱も下がっていたので、その時は看護師さんも何も言わなかったのですが、帰るとき一階に置いている点滴などのチェックをしながら、腫瘍熱かも知れないと言ってました。

 

腫瘍熱と聞いて私は少し前に亡くなった小林麻央さんの事を思い出しました。高熱が出て一日に何枚もパジャマを着替えてるとブログに書いていました。それが腫瘍熱だと。

 

私は夫はそんなのじゃないと、自分に言い聞かせながらそれでも不安でたまらなくなりました。

 

いつもなら夫に言ってた事も、厳しい事ばかりなのでもう言われなくなり、私の心はズタズタになって行くのが分かりました。

 

私の不安もお構いなしに次の日の朝も39、3℃とまた熱が出て、ボルタレンで解熱しました。