momo2994のブログ

5年7ヶ月にわたる小腸がんの闘病生活、最後は大好きな自宅で家族に見守られながら旅立った夫の闘病記です。

高カロリー点滴は中止になりました

10月30日 S先生が今後の事について相談に来てくれました。

 S先生は夫に、残された時間をどうしたいか聞いて来られました。

夫はとにかく痛みをとって欲しい、長く生きたいとは思わないと言いました。

S先生の方ヘは、K病院からの手紙を持って行ったので、夫の状態は把握している筈でした。

 

S先生は高カロリー点滴はもうやめた方がいいでしょう、と言われました。

栄養は取れなくなるけど、痛みは減り楽になると思います、そう言われました。

 

アンペックは6時間ごとに1日4回、足の痛みに効くボルタレンも同じ4回、フェントステープはまだ1mgで様子を見ていました。

アンペックとボルタレンは交互に3時間毎に使っていたので、間違わないようにホワイトボードを夫の目に付く所に吊るして、時間を書き込んで忘れ無いようにしていました。

 

胃ろうに貼り付けたパウチの事は記憶に無いのですが、10月31日にパウチの台紙はそのままにして袋を切り取り、元のチューブをまた胃ろうに差し込んだみたいです。

 

31日の朝早くから看護師さんが来た記録が残っており、30日の夕方5時頃より廃液が出なくなり嘔吐が続いたと記されていました。

看護師さんが吸引して廃液を出してくれて、やっと吐き気が収まったみたいでした。

 

点滴は500mlのソルラクト(維持液)になり8時から初めていました。

流石に高カロリー点滴が中止になったので、夫もお腹が空いたみたいで、おかゆを薄めた物を美味しそうに食べていました。

 

点滴はゆっくり6時間かけて行いました。

夕方もう一度看護師さんが来てくれましたが、その時に胃ろうは漏れが無かったので、残していたパウチの台紙も剥がしました。

その胃ろうからは400mlの廃液が出ており、大丈夫そうでした。