momo2994のブログ

5年7ヶ月にわたる小腸がんの闘病生活、最後は大好きな自宅で家族に見守られながら旅立った夫の闘病記です。

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

入院〜手術

手術までの間、私も毎日朝から付き添っていました。ただでさえ食欲のない夫は、病院の食事は殆ど食べられませんでした。それを知ったU先生は、「家から好きな物を持ってきて食べて良いですよ。何時でも持ってきて下さい看護師にも言っときますから」と言って…

入院

平成24年6月に入院しました。まずは検査、検査です。夫の場合、栄養失調の為、最低でも2週間以上は、高カロリーの点滴を中心静脈に入れなければなりませんでした。ところがそこで、滅多にないトラブルに見舞われました。栄養失調のせいで体中に水がたまり、…

夫の決断

k病院の噂は聞いたことがありました。院長先生が国立のO大学出身で外科の先生も同じ出身校の方が多く、優秀な方が多いと言う事でした。確かに噂どうりその後主治医となってくれた先生もO大学出身でした。診察室で院長先生の言われた事を家に帰ってから良…

院長先生の診察

k病院の院長先生の診察日、夫は長時間待つ体力も気力も失っていましたので、私一人で紹介状を持って手続きに走り、後でもう一度夫と二人で病院ヘ行きました。大学病院のような大病院ではないので、あまり待つことなく診てもらう事が出来ました。レントゲン…

孫も抱けない

体重は減り続きついに45kgをきるようになりました。ふ生まれて3ヶ月のももちゃんすら抱っこできなくなり、茫然としていました。嘔吐と下痢は酷くなり、朝刊の時も次女に手伝わせながらトイレに駆け込み、道端で戻したりしながら配った事もあったそうです。そ…

再び近くの医院ヘ

暖かくなっても夫の体調は良くならず、朝夕の新聞配達も辛そうでした。私は自分の配達があるので、手伝う事が出来なくて困っていると、次女が手伝うと言い出しました。次女も薬を飲みながら何とか午前中ので仕事が出来るようにはなっていたのですが、あまり…

体調の悪化

平成23年孫のななちゃんが3歳になる前、末娘が下の子を妊娠した頃から、少しづつ体調の悪化が始まりました。お腹の張りが強くなり、異常なゲップと頻繁なガスに悩まされ、足が冷えて冷たい、冷たいと言ってました。しょっちゅうマッサージはしていたのですが…

夫の趣味の変遷

夫はとにかく何もせずじっとしていられない性格なので、いつも何かしら身体を動かすか、頭を使うかしていなければ気がすみませんでした。若くて元気な時は、日曜大工に精をだし、パチンコに通っていました。身体を壊してからは、野菜や植木を育て、競馬の研…

次女の病気

せっかく初孫が産まれ、夫も元気になったのに今度は次女が、難病のネフローゼになり1年次近くの入院となりました完治は難しく、退院後も大量の薬とインスリンの自己注射が必要となってしまいました。おまけに長期入院の為足腰が弱りまともに歩けなくなってま…

初孫の誕生

末娘の所に初孫が産まれました。平成20年の暮れでした。そして末娘共々家に1か月程里帰りすることになりました。いつも冬は体調を崩すのですが、子供の好きな夫はそんな事は忘れたような元気さでした。しょっちゅう抱っこしたり、覗きこんだりして可愛くて仕…

長女の結婚

痔の手術後は体調も安定し、小食でしたが元気になり野菜作ってみようと言い出しました。庭があるわけでもないので本格的な物は無理ですが、2階、3階のベランダや玄関回りに一杯プランターを買ってきて並べました。凝り性の夫は何でも気の済むまでやらないと…

突然の出血にびっくり

結婚式は無事出席する事が出来ましたが、下痢と食欲不振は暖かくなるまで続きました。それでも夏にはマシになり長女の引っ越しを手伝えるくらい元気になっていました。重い荷物を運んだり、軽トラを運転したりして普通に昼食をとっている夫を久し振りに見ま…

末娘の結婚

平成17年の冬からは、病院ヘ行くのは諦めました。あちこちの病院巡りなんて、夫の性格からは考えられませんでした。とは言うものの冬の寒さが待っています。案の定お正月のおせち料理もあまり食べられないまま年が明けてしまいました。2月には末娘の結婚式が…

食生活の工夫

繰り返される検査を続けている間薬は飲んでいたのですが症状は全く改善せず、食欲不振、嘔吐、お腹のはり等ひどくなる一方でした。かと言ってそれを訴えても、原因が解らないから手術は出来ない、薬を飲んでもらうしかないと先生も困っていました。仕方がな…

内科を受診

内科に変わるという事は、手術も何も無しで本当に良くなるの?という不安でいっぱいでした。とは言っても放って置くわけにもいかず、内科に変わりましたが、内科の先生は若くて頼りなく、また内視鏡検査と言い出しました。その検査も受け、その後画像を見なが…

続、繰り返す検査

今度は造影検査です。鼻から管を入れて造影剤を流し込み胃や十二指腸、小腸を見るそうです。また1か月後に検査、そして1か月に結果を聞きに行きました。この頃には、検査ばかりで何も解らず胃薬を貰うだけで身体の不調は改善せず、ウンザリしていました。最…

繰り返す検査

CT検査の結果は十二指腸が狭窄している以外、他の所は異常はありませんでした。何故十二指腸が狭窄しているか原因が分からないので、もっと十二指腸の奥まで見れる内視鏡で調べるという事で、1か月後の検査となりました。その後1か月後に結果を聞きに行く…

大学病院ヘ行く

胃腸科の先生は、早速地元では有名な大学病院の消化器外科の部長先生を紹介してくれました。私は内心「外科って、手術するの?がんかも知れないの?」と、とても不安な気持ちになりました。家に帰ってその事を夫に言うと、「心配ばかりするな、俺はもう50歳ま…

初めての内視鏡検査

夫の好きな暖かい季節が過ぎ、寒さが厳しくなる頃にはまた身体に異変が起きました。嘔吐が続き胃腸の痛みや不快感が襲ってきたのです。さすがに医者嫌いの夫も重い腰を上げ、近くの胃腸科專問の医院で内視鏡検査を受けました。その結果、十二指腸の奥の方が…

夜中の激痛

平成16年春。夜中突然でした。「痛い、痛い、腹が痛い」と大変な痛みを訴えました。何度も救急車を呼ぼうと言ったのですが、朝まで待ってと言われました。 やがて痛みも収まり、朝にはケロッとして何事もなかったかのようでした。病院ヘ行ったらと言っても、…

身体の不調

身体の不調を始めに訴えだしたのは平成15年頃でした。「最近ちょっとおかしいんや、便が少し漏れたりすることがあるし、疲れやすい、今の仕事この冬はもう無理やと思う」 中央市場で冷凍倉庫の仕事、冬は確かにきつかったと思います。末娘も働き出したので、…

小腸がん、5年7ヶ月の闘い

初めまして、izumiです 3人の娘と3人の女の子の孫がいます。唯1人の男性の夫は、先日天国に召されました。悲しく、寂しく娘や孫達がいても、私の心は癒やされる事は有りません。がんと判明するまでの8年間の身体の不調、5年7ヶ月もの闘病、頑張り続けて最後…