momo2994のブログ

5年7ヶ月にわたる小腸がんの闘病生活、最後は大好きな自宅で家族に見守られながら旅立った夫の闘病記です。

腸に穴が空いた

K病院ではCTと血液検査を受けました。

その結果血糖値が上がり肝臓の数値も悪いので、すぐ入院して下さいと言われました。

 

また足の腫れは腸に穴が空き、漏れたものが足に溜まっているようだとも言われました。

 

血糖値が上がったり、肝臓が悪くなるのはある程度予想はつきました。

 

高カロリー点滴はそのような事があると、調べてみて分かっていましたから。

 

夫は栄養失調で体中に水が貯まり歩けなくなる、という経験があったので、体重が減り弱って行く事に耐えられなくなり、死期が早まってもいいからカロリーを上げ続けてくれと言って来たのです。

 

リスクは分かっていても、2000mlの高カロリー点滴を続けたのですから、内臓の負担は相当だったと思います。

 

がんの進行が早まり、腸に穴が空いたのも仕方のない事なのですが、その時は相当なショックを受けました。

 

夫はもう入院は嫌だと言いましたが、左足の倍くらいに腫れ上がった右足は動かすことも触る事も出来ず、家へ連れて帰っても同仕様もありません。

 

夫が納得する様に、個室で私が夜も付き添うから、そしてベッドが硬いのも嫌だと言うので、家から低反発マットレスを持ってくるからと言って、やっと了解してくれました。

 

そして夜雨の降る中次女は、電動自転車にぐるぐる巻にしてビニール袋に入れた低反発マットレスを括り付けて、持って来てくれました。