momo2994のブログ

5年7ヶ月にわたる小腸がんの闘病生活、最後は大好きな自宅で家族に見守られながら旅立った夫の闘病記です。

後どれくらい、生きられるの?

夫は何度も開腹手術をしたのでお腹の皮が突っ張り、平らな所で真っ直ぐ上を向いて寝る事は出来ませんでした。

 

いつもベッドを上げていたのですが、そうするとどうしても身体がずり落ちてくる感じがするのか、しょっちゅう上げて、上げてと言って、バンザイのように両手を上げて催促をしてきました。

 

右足が動かなくなり、自分で腰を動かせなくなった頃からでした。

今から思えば可哀想なことをしてしまったと後悔しているのですが、

私も夫の世話や雑用が多く自分の足も痛かった事もありついつい、今上げたとこやのに、また〜とか、

ちょっと待ってよとか言ってしまいました。

 

夫も我慢出来ないから言ってたのにと、今頃思い出してはもっと優しくしてあげれば良かったと思う毎日です。

 

11月8日 洗髪は前に言ったように、座って前かがみになってやって貰いました。

その方が濡れずに済み、夫もしんどく無いからこれで次も頼むわと言ってました。

嘔吐が1回あり、廃液も80mlくらいしか出ませんでした。

 

9日は廃液は300mlありましたが、次の日からは全く出なくなりました。

吸引しても無理で看護師さんは、腫瘍が大きくなって圧迫しているのか、

廃液の溜まる場所にチューブの先が上手く入って無いのかも知れないと言いました。

しかし夫はまた病院へ行ってCT検査などする気はないと言ってました。

 

9日にはS先生が往診に来てくれましたが、その時に夫は後どれくらい生きられるのかと、先生に聞いていました。

先生も返事に困り、はっきりといつ迄という事はまだ分かりません、と言ってました。

 

そして痛みがまだあると言う夫に、フェントステープを1mg上げて3mgにすれば良いのではと言い、夫もそれで納得しました。

そしてその日から3mgにしました。