手術前の説明
今度の手術は、前の時のように栄養状態が悪くないので、
数日前に入院して検査の後、のぞむ事になりました。
この時から主治医の先生が、U先生からI先生に変わりまし
た。誠実で優しかったU先生に比べて、I先生は冷たい感じ
であまり印象はよくありませんでした。
手術前の造影検査の後、I先生は説明してくれました。
U先生よりもはっきりと物を言う先生でした。夫の小腸がん
の原因は、糞線虫症から来たものと思われますと初めては
っきり言われました。今迄の検査の結果や症状から見て、
再発は間違いないと思われますが、がん細胞が組織検査で
全く見つかってません。今回の造影検査で見たところ、何
ヶ所もがんの疑いのある影が見つかりました。この事から
腹膜播種が疑われますと言われました。もし腹膜播種なら
狭窄部分は切除しますが、離れた部分は全部取り切る事は
出来ませんとも言われました。
何か夫の身体のなかで、大変な事が起こっているのは確か
な様でした。
夕方家に帰ってから、先生に言われた腹膜播種について調
べて見ました。腹膜播種は手術できない事、抗癌剤が効き
にくい事、抗癌剤をしても余命は短い事など悲観的な事し
か出てきません。不安で頭が一杯になりましたが、夫はい
ないしどうしようもなく、ひたすらネットで調べる事に
夢中になっていました。
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