momo2994のブログ

5年7ヶ月にわたる小腸がんの闘病生活、最後は大好きな自宅で家族に見守られながら旅立った夫の闘病記です。

肺炎

夫は抗癌剤の副作用の為に、仕事も出来ず食事もまともに

出来ない生活など、考えることは出来ないと言いました。

私は先生に言われた、抗癌剤をしなければ、後半年の命と

言う事が頭から離れず、夫に続けて欲しいと泣きながら頼

んだのですが、一度こうと決めたら夫は私の言う事などに

耳を貸すような人ではありませんでした。仕方がないので

副作用の少ない飲み薬だけでも続けて欲しいと言うと、そ

れだけは分かってくれました。

そんな事を言い合っている時に、突然夫が高熱を出し、胸

が痛いと言い出したのです。本当に朝からは普段通りで、

何も無かったのですが、夕食後急に寒気がすると言い出し

ました。慌てて末娘へ電話したのですが、娘も体調が悪く

て来られないと言うと、パパが僕が行きますと言って、迎

えに来てくれました。本当に優しくて、よく気のつく子で

夫もとても気に入ってました。

病院での診断は肺炎でした。救急での診察だったので、内

科の先生が診てくれたのですが、以前のレントゲンの画像

と見比べて、丸い影が有るのでがんの転移があるかも知れ

ないと言われました。次の主治医の診察の時に聞いて下さ

いと言われました。この時は本当にびっくりして、心配で

たまりませんでした。

パパは、診察の間ずっと待ってくれてました。そして帰る

時には、夫の熱も下がっていました。にほんブログ村 病気ブログ がん 闘病記(永眠)へ
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