とうとう病院ヘ
3月に入ってすぐ、段々と痛みも酷くなりなり、薬もあまり
効かないので、とうとう病院ヘ行きました。
早速CTを撮って貰いました。暫く待った後、再び診察室
ヘ呼ばれました。
先生は画像を見せてくれながら、前からある大きい方のが
んがさらに大きくなっているし、他の所にも新しく出来て
きていると言われました。
長い間、進行が止まったかの様に見えたがんは、やはり
寒くなって、牙をむき出したのでしょうか。あの腹痛は
腸閉塞の前触れのようでした。
とりあえずその時は、痛み止めを処方して貰って帰りまし
た。
家へ帰ると夫は、今度こそもうダメかも知れん。 でも
今まで抗癌剤せんかったから、こんな元気にしてられた
本当に良かったわと、言いました。
あんなに頑張ったのに、なんで、なんでなの?頭で解って
いても、これからの事を考えると涙が止まりませんでした
1年間健康な人と全く同じ生活ができた事には感謝しました
が、進んでいくがんの恐怖には勝つことが出来ませんでし
た。
夫もまた、死に対する恐怖より、進行するがんの最後の
恐怖はあったと思いますが、そんな事は何も言わず、これ
も天命や、俺は受け入れると繰り返し言ってました。
ちょっと、時代がかった言い方ですが、いつもこんな言い
方をする夫の気持ちはよく解ります。
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