今後の事についての説明
M先生はさらにがんが進行すると、どうなるかの説明もし
てくれました。
今はまだ小腸が狭窄していても水は通るので、固形物さえ
食べなければ、嘔吐したり、痛んだりする事はないのです
が、狭窄部分が完全に塞がってしまえば、当然また嘔吐と
痛みが出て来ますと言われました。
胃液や腸液まで嘔吐してしまうので、廃液の処理も考えな
ければなりません。
イレウス管を入れたまま、ずっと入院して最期を迎えるな
んて、考えたくもない事です。
先生もそれは考えてくれてました。
その時は、胃ろうを作って胃から廃液を出す方法があるの
で、内科の先生に相談したそうです。
病院で一番上手な先生は、画像を見てかなり胃が小さくな
り、肋骨の陰に隠れそうになっているので、一度検査して
から判断したいと言われたそうです。
もうそんな状態になっているのかと、愕然としましたが、
先の事まで考えて、M先生は難しいと判断した胃ろうの事
も、内科の先生に相談してくれていた事に感謝しました。
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