momo2994のブログ

5年7ヶ月にわたる小腸がんの闘病生活、最後は大好きな自宅で家族に見守られながら旅立った夫の闘病記です。

ポート感染

夫は毎日のように38度以上の熱が出ていました。

夜中に高熱が出て看護師さんを呼んだり、孫達が見舞いに来てくれた時も、デイルームでお手紙や折り紙をしていた時に寒い、寒いと言って震え出しました。

孫達もびっくりして、じいちゃん大丈夫?と言ってました。

 

いつ熱が出るか分からない状態が一週間以上続き、原因もなかなか分かりませんでした。

 

ただし熱が出るだけで他に症状は無く、熱の無いときは普段通り元気にしていました。

 

そしてやっと何度目かの血液検査の結果、グラム陰性桿菌という菌が出たそうで、ポート感染が高熱の原因だと言うことが分かりました。

 

皮膚にいる菌と言うことですが、いつも消毒はきちんとしていたのに、何故感染したのかよく分かりませんでした。一度だけシャワーををしたのですが、防水が不完全だったのかもしれませんでした。

 

やっと熱の原因が分かったので、ポートを抜去する事になりましたが、M先生の手術出来る時間帯に、処置室が空いてなかったので部屋ですることになりました。

 

看護師さんがビニールシートのような物を持ってきてベッドの上に敷き、夫は手術着に着替えました。

そして手術の道具が運び込まれ、私は外で待ってました。

 

手術は局所麻酔で、30分もかかりませんでした。夫はあちこちに血がついたままで、看護師さんが丁寧に拭いてくれていました。

 

普通は部屋ではしませんから、綺麗にしてもらってから部屋ヘ戻って来るのですが、手術直後に部屋に入ったものですからびっくりしました。

 

ポートの無くなった夫は、また腕からの点滴になったのですが、血管に入りにくい為、しょっちゅう看護師さんに文句を言ってました。