胃ろう手術
夫の熱の原因がやっと分かり、ポートを抜去する事でもう熱が出る心配はなくなりました。
そこでやっとM先生から説明のあった胃ろうを作る事が出来るようになります。
しばらく、熱が出ないか様子を見てから、内科のT先生が説明に来てくれました。
M先生から、内視鏡手術はT先生が上手ですから安心して下さいと言われていました。40才くらいの優しそうな感じの先生でした。
一通り手術の説明をしてもらったあと、M先生はもう一度検査してからと言ってたので,その事を聞いてみると、T先生は
「大丈夫です。検査なんて何度もするのは嫌なものですからね、そのままでやってみます。僕も頑張りますから任せてください」
と言われ、私はとても頼もしく思いました。
今迄主治医も何度か変わり、I先生とはあまりうまく行きませんでしたが、他の先生方は本当に優しくて親身になってくれる方が多くて、この病院を紹介してくれたY先生にはいつも感謝していました。
M先生は、ポートの手術は胃ろうの手術の後でしますからと言って来られました。
以前から手術するくらいなら死んだ方がいいとまで言ってた夫が4回も開腹手術を受けました。そして内視鏡手術とはいえ、お腹にまた小さな穴を開ける手術。
その後ポート手術といつ迄夫は耐えなければならないのでしょう?
そして手術の日、と言っても内視鏡手術なので、全身麻酔で行うような大層なものではありませんでした。
看護師さんから、どこで待っていても良いですよって言われたので、そのまま部屋で待つことにしました。
T先生は、あんな風に言われたけれど、M先生は前に難しい手術になると言ってたし、どうなんだろう、うまく行くのだろうか?
うまく行かなかったら、夫はずっと入院してイレウス管入れっぱなしで家へ帰れないの?
いつも悪いことばかり考えてしまう私!
そうなったらどうしよう、どうしよう。
そんな事ばかり考えていました。