momo2994のブログ

5年7ヶ月にわたる小腸がんの闘病生活、最後は大好きな自宅で家族に見守られながら旅立った夫の闘病記です。

胃ろう手術

夫の熱の原因がやっと分かり、ポートを抜去する事でもう熱が出る心配はなくなりました。

 

そこでやっとM先生から説明のあった胃ろうを作る事が出来るようになります。

 

しばらく、熱が出ないか様子を見てから、内科のT先生が説明に来てくれました。

 

M先生から、内視鏡手術はT先生が上手ですから安心して下さいと言われていました。40才くらいの優しそうな感じの先生でした。

 

一通り手術の説明をしてもらったあと、M先生はもう一度検査してからと言ってたので,その事を聞いてみると、T先生は

「大丈夫です。検査なんて何度もするのは嫌なものですからね、そのままでやってみます。僕も頑張りますから任せてください」

と言われ、私はとても頼もしく思いました。

 

今迄主治医も何度か変わり、I先生とはあまりうまく行きませんでしたが、他の先生方は本当に優しくて親身になってくれる方が多くて、この病院を紹介してくれたY先生にはいつも感謝していました。

 

M先生は、ポートの手術は胃ろうの手術の後でしますからと言って来られました。

 

以前から手術するくらいなら死んだ方がいいとまで言ってた夫が4回も開腹手術を受けました。そして内視鏡手術とはいえ、お腹にまた小さな穴を開ける手術。

その後ポート手術といつ迄夫は耐えなければならないのでしょう?

 

そして手術の日、と言っても内視鏡手術なので、全身麻酔で行うような大層なものではありませんでした。

看護師さんから、どこで待っていても良いですよって言われたので、そのまま部屋で待つことにしました。

 

T先生は、あんな風に言われたけれど、M先生は前に難しい手術になると言ってたし、どうなんだろう、うまく行くのだろうか?

うまく行かなかったら、夫はずっと入院してイレウス管入れっぱなしで家へ帰れないの?

いつも悪いことばかり考えてしまう私!

そうなったらどうしよう、どうしよう。

そんな事ばかり考えていました。