大きくなった皮膚の穴
次の日足の付け根の傷口は、ガーゼがびしょびしょになる程膿が出ていました。
看護師さんは前日と同じ様に圧迫して膿を出すと、またいくらでも出て来ました。
そうして何度か繰り返したあと、またガーゼを当ててくれました。
夫は意外に元気で朝からもゲームをしたり、好きな相撲も始まっていたので、テレビを見たりしていました。
また廃液が出なくなり、何でもいいから食べないと嘔吐するのが苦しいからと、
この日は朝からドーナツやアイスを食べ、お昼にはポテトやハンバーガーを少しとグレープフルーツを食べました。
またおやつに、クッキーやチョコパイを少しだけ食べたりもしました。
少しずつですが、何かを食べては吐いていました。
この日も3回嘔吐しました。
何とか廃液を出して、この苦しみを減らしてあげたいと思い、吸引したりするのですが
どうしても廃液は出ませんでした。
その日は睡眠薬を飲んでも、夜11時頃に嘔吐してそれからは寝られませんでした。
次の日は朝から眠そうにしていたのですが、
足の膿の出ている所を見てびっくりしました。
それまで10円玉くらいの大きさだった穴が、
10cmくらいの大きさになっていました。
それを見て私はショックで泣きそうになり、パニックになってしまいました。
夫は平気でしたが、私はすぐに看護師さんを呼びその傷を見てもらいました。
看護師さんはS先生に電話して、相談していました。
傷口を写メで送ったり、症状を詳しく話したりすると、S先生はK病院で処置して貰う方が良いと言いました。
夫は2~3日の入院なら良いけど、家へ帰れなくなるなら嫌だと言ってました。
S先生はK病院へ電話で連絡を入れてくれ、救急車で行く様に言われました。
そして最後の入院となりました。