momo2994のブログ

5年7ヶ月にわたる小腸がんの闘病生活、最後は大好きな自宅で家族に見守られながら旅立った夫の闘病記です。

夫は赤ちゃんが大好きでした

ももちゃんに移された風邪も2月の中頃には治り、やっと念

願のあいちゃんに会いに行く事が出来ました。夫は可愛く

てしようがない様子で、あいちゃんを抱っこしていました

長女は産休を一年間取っていましたので、これからずっと

娘の家へ通う事になりました。

ななちゃんが赤ちゃんの時は、パパの実家と同じマンショ

ン住まいだったので、夫は遠慮して行った事がありません

でした。ももちゃんが赤ちゃんの時は、最初の手術の前後だ

ったので、体調が悪くてそれどころではありませんでした

やっと体調も良く、遠慮もせずに赤ちゃんを見に行けると

あって、夫は毎週必ず1〜2回はお土産や、私の手料理を持

って電車とバスを乗り継いで、娘の元へ通いました。時に

はななちゃんやももちゃんまで連れて行きました。

夫はよく言ってました。子供は小さい時が一番可愛い、特

に赤ちゃんが一番や、無邪気で本当にかわいい、と。

自分の子供に対してもそうでした。夜中に娘が泣いた時の

事でした。まだ末娘が6ヶ月位の時でしたが、私は夫を起こ

しては仕事に差し支えると思い、何とか泣き止まそうと、

あまり出ない母乳を飲ませていました。すると起きて、

様子を見てたらしい夫は、お腹空いてるんやろ,ミルク

作っといでと云いました。私は慌ててミルクを作り、飲ま

せようとしました。ところが夫は、お前は寝とき,昼間は

子供達の世話もあるし、俺は休みの日に幾らでも寝るから

と言いました。私はその時の夫の優しさ、思いやり、今で

も忘れる事ができません。この人のためなら、どんなに

辛い事があっても、ついて行けると思いました。


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