夫は赤ちゃんが大好きでした
ももちゃんに移された風邪も2月の中頃には治り、やっと念
願のあいちゃんに会いに行く事が出来ました。夫は可愛く
てしようがない様子で、あいちゃんを抱っこしていました
長女は産休を一年間取っていましたので、これからずっと
娘の家へ通う事になりました。
ななちゃんが赤ちゃんの時は、パパの実家と同じマンショ
ン住まいだったので、夫は遠慮して行った事がありません
でした。ももちゃんが赤ちゃんの時は、最初の手術の前後だ
ったので、体調が悪くてそれどころではありませんでした
やっと体調も良く、遠慮もせずに赤ちゃんを見に行けると
あって、夫は毎週必ず1〜2回はお土産や、私の手料理を持
って電車とバスを乗り継いで、娘の元へ通いました。時に
はななちゃんやももちゃんまで連れて行きました。
夫はよく言ってました。子供は小さい時が一番可愛い、特
に赤ちゃんが一番や、無邪気で本当にかわいい、と。
自分の子供に対してもそうでした。夜中に娘が泣いた時の
事でした。まだ末娘が6ヶ月位の時でしたが、私は夫を起こ
しては仕事に差し支えると思い、何とか泣き止まそうと、
あまり出ない母乳を飲ませていました。すると起きて、
様子を見てたらしい夫は、お腹空いてるんやろ,ミルク
作っといでと云いました。私は慌ててミルクを作り、飲ま
せようとしました。ところが夫は、お前は寝とき,昼間は
子供達の世話もあるし、俺は休みの日に幾らでも寝るから
と言いました。私はその時の夫の優しさ、思いやり、今で
も忘れる事ができません。この人のためなら、どんなに
辛い事があっても、ついて行けると思いました。