階段が辛い
8月5日、7日と看護師さんが来ましたが、点滴の針を刺す日を火、金曜日にしたので、これからは週2回来てくれる様になりました。
看護師さんの来る日の午前中に入浴ということになります。
やはりこの前の入院で、ポートを外したあと高カロリー点滴が出来なかったので、普通の点滴になった頃から減りだした体重が元に戻らず、39kgになってしまい夫もショックを受けていました。
足もかなり弱ってしまい、階段の昇り降りだけで息切れしてしまいました。
寝室は3階なのですが、そこでずっと過ごすのは夫は嫌だと言いました。2階のリビングが夫の生活の場であり、服と愛読書以外はリビングの戸棚に全部夫の物はおいてありました。
家族から隔離するような事はしたくないので、ずっとリビングで過ごして居たのですが、夜は大変でした。
やっと歩ける夫を支えながら、点滴袋と廃液の袋を持って3階まで上がるのは、足の痛い私もしんどかったです。
点滴棒や夜中トイレに行けないので尿器も必要になりました。吐き気があった時のためのボール、点滴をロックするためのシリンジなどの入った救急箱、お茶やタオルと毎日持って上がりました。
荷物の上げ下げだけなら、私や娘が動けば済むことなので良いのですが、夫が歩けなくなったらどうするか考えなくてはなりませんでした。
夫はそんな事より、とにかく体力の無いのが心配で、看護師さんにもう少し点滴のカロリーをあげて欲しいと頼んでいました。
看護師さんは私にそっと、カロリーを上げるとがんの餌になるから進行が早まりますよと言ってくれました。
分かってるんですけどね、そんな事夫に言えませんでした。夫はなんとか歩きたくて、体力をつけたがっていたのですから。