momo2994のブログ

5年7ヶ月にわたる小腸がんの闘病生活、最後は大好きな自宅で家族に見守られながら旅立った夫の闘病記です。

俺は食べられないなら、作ってやる!

点滴を1500mlにしてもまだ階段の昇り降りは辛く、散歩は諦めていました。その代わり家で料理をしていました。

 

自分が食べられないから、皆んなに美味しい物を食べさせてやると、入院中に言っていろんな本を買って勉強していた夫は、ノートにいろいろ作り方を写していました。

 

そして孫達の好きそうな物から作り始めていました。

 

本当は買い物もしたかったのでしょうが、自転車に乗るとフラフラで危なく、乗ることが出来なくなりました。

 

ひとつずつ出来ないことが増えて行き、確実に弱っていく夫を見るのは辛く、陰で時々涙を拭いていました。

 

 

 

でもまだこの時は家の中では歩く事が出来、一階のお風呂へも階段の昇り降りをして入っていました。

 

食べ物は、プリンやゼリー、チーズ、アイスなどは食べていましたし、野菜ジュースやスープも飲んでいました。

 

痛みもまだまだ少なく、夫の苦しむ姿を見ることはありませんでした。